馬券の券種の一つであるワイドは、３着以内に入る馬の組み合わせを当てる馬券という事で的中率が魅力的な馬券です。
軸馬が１着ではなく３着の場合でも馬券は的中になりますので、１着から３着まで当てないといけない３連単や、１着２着の着順を当てなければいけない馬単などに比べると的中率は格段に高い券種であると言えます。
そんなワイドですが、果たして必勝法と言える買い方はあるのでしょうか？この記事では、ワイドの必勝法や買い方のコツについて詳しく解説していきます。
そもそもワイドとは？
冒頭でも説明した通りワイドとは比較的的中確率の高い券種です。初心者の方がとりあえず配当金よりも馬券を当てたいという方にオススメの券種で、上級者の方にとっては配当金が少ないのでちょっと手を出しにくい、そんな券種であるとも言えるかと思います。
ワイドは組み合わせとして当たっていればＯＫな券種で、１着２着３着の着順は当てる必要のない馬券となります。ちなみに３着が同着の場合は、３着と３着の組み合わせで馬券を購入していた場合は不的中になるというワイドだけの特例があるので注意しましょう。
とあるレースの結果が１着１番、２着３番、３着５番。
上記のような結果になったレースがあったとしましょう。この場合ワイドの的中は以下のようになります。
１－３、１－５、３－２、３－５
このように１着から３着に入る２頭の組み合わせを馬番号で当てれば的中となりますので、着順を的中させる必要はありません。その点で着順まで完璧に当てなければ的中ではない３連単や馬単よりも当てやすい券種であるという事が言えます。
ワイド馬券の必勝法を紹介
それでは早速ここからはワイド馬券の必勝法を紹介していきます。上記でも紹介した通り当てやすく的中確率の高い馬券と言えますので、当然ですがその分だけ配当は落ちます。
高い的中率を常に維持する事がワイド馬券を使う上では必要になってきますので、ここからは必勝法と買い方のポイントを解説していきます。
上位＋下位の組み合わせで買う
何度も言いますがワイドは配当があまりつかない券種です。１着から３着に入る馬を１頭的中させる複勝という馬券がありますが、ワイドはそれに近い券種になります。複勝は最もオッズが付かない券種でそれと似たような買い方をするワイドも必然的にオッズは低くなっていきます。
しかし、馬券を購入する以上はある程度の配当は狙いたいもの。その時にオススメの買い方が『上位人気馬＋下位人気馬の組み合わせでワイドを買う』という方法です。ワイド馬券はオッズがつきませんが、下位人気馬が入ってくれば当然ですがオッズはある程度は見込めます。
下位人気馬＋下位人気馬の組み合わせでばかりワイドを購入していてはそもそも的中確率がどんどん落ちてきてしまい、当たってもそこまで美味しくないという泥沼が続きますので、必ず上位人気馬と下位人気馬の組み合わせで購入するという事を意識するようにすると良いでしょう。
フォーメーションで買う
ワイドで儲けたいと考えているのであればボックスではなくフォーメーションで馬券を購入するのが適切です。３着以内に入る３頭全てを的中させなければいけないのであればワイドではなく３連複を買うべきで、ワイドの場合は３頭全てを的中させる必要はありませんので、理論的に考えるとボックスの利点がないのです。
という訳で必ずワイドを購入する時はフォーメーションを選択するようにし、以下の組み合わせで購入する事をオススメします。
- 人気馬１頭から穴馬５頭に流す
- 穴馬２頭から上位人気馬３頭に流す
上記で紹介した人気馬と穴馬の組み合わせをフォーメーションに応用して馬券を購入する事をオススメします。ワイドで儲ける為に大切なのは的中率と回収率のバランスが最も大切で、下位＋下位では回収率は上がるかもしれないが的中率が極端に落ちてしまい、上位＋上位では的中率は上がるが回収率が下がります。
という訳で現実的にワイドで儲けようを考えた時は上位の組み合わせでフォーメーションを組んでいくのが適切な方法であると言えます。
５点以内に絞って厚く買う
３連単や馬単などオッズが高く配当金が多い券種を好んでいる方は、１回のレースで５０点も６０点も賭ける方が多くいるかと思いますが、ワイドでそのような賭け方をしていたら絶対に勝つ事は出来ません。
上記でも説明した通りワイドで最も大切なのは的中率と回収率のバランスなので、オッズが低く的中率が高い券種であるという事を利用して、買い目は５点以内に絞り、１点に賭ける額を多くしていく事をオススメします。
当てる確率を高くしようとして買い目を増やせばその分投資が嵩み、外れた時のダメージが大きくなります。反対に買い目を絞りすぎても的中率が落ちてしまいますので、そのバランスを考えると５点以内に絞って購入するのが最も賢い買い方であると言えるでしょう。
ワイド馬券で勝負してはいけないレースの特徴
上記で紹介した必勝法を使う事でワイド馬券での勝率を格段に上昇する事が可能ではありますが、ワイド馬券で勝負してはいけないレースがあります。高い回収率を維持する為には、避けるべきレースは避けるという事を覚えておきましょう。
上位と下位の人気が明確なレース
ワイドは回収率と的中率のバランスが大切だと上記で説明してきましたが、その見極めはレースのオッズが決めます。上位＋下位の組み合わせで買わなければ旨味がないワイド馬券ですが、中には上位人気馬と下位人気馬のオッズの差が明確にハッキリしている場合があります。
一つの目安として覚えておいて欲しいのは、６番人気の馬の単勝オッズが２０倍以上ある場合です。この場合、上位人気馬と下位人気馬の実力差が全く拮抗していない事を意味していますので、大抵の場合は上位人気馬が順当に上位を独占するという結果になり、ワイドの旨味が全くないレースになる可能性が高いです。
もちろん競馬ですから何があるか分かりません。単勝１００倍以上の馬が奇跡的な激走を見せて３着以内に入る可能性が０であるとは言いませんが、そんな低い確率を追い求めて馬券を購入するよりも、スルーしていくというのが良いでしょう。下位人気馬でもワンチャンあるレースを狙うのがワイドの鉄則です。
単勝オッズ１桁台の馬が６頭いるレース
もう一つワイド馬券で旨味がないレースと言えば、単勝オッズが１桁台の馬が６頭以上いるレースです。単勝オッズが１桁台の馬が多くいるという事は人気が割れているという証拠であり、人気が割れているという事は複勝オッズも低く設定されているという事を意味します。
また、１桁台の馬が６頭もいる場合は大抵の場合はこの６頭で決着するレースになる可能性が高く、下位人気馬が掲示板内に入ってくる可能性が限りなく低いので、例えワイドで馬券を的中できたとしても全く旨味がありません。
単勝オッズ１桁台の馬が５頭から６頭出ているレースは避ける方が無難であると考えるのが良いでしょう。どうしても購入したいという場合は、１桁台の馬の中から特に期待している２頭を選び、後は穴馬でフォーメーションを組み、流して購入するというのが良いかと思いますよ。
まとめ
そもそもワイド馬券とは何なのか。ワイド馬券の必勝法と回収率を上げる為に避けるべきレースについて紹介してきましたが参考になりましたか？
フジテレビで毎週生放送している競馬番組でも、ＭＣのＤＡＩＧＯさんがワイドを愛用してダイゴのワイドというコーナーがある位、有名人だけでなく多くの人に愛されているワイド馬券。競馬初心者は競馬を的中させるという楽しみを見つける事ができ、上級者も１点や２点に絞って厚く買う事で大きな配当を得る事が出来る馬券です。
上記で紹介した必勝法を使えば、ワイド馬券の弱点であるオッズの低さも解消する事ができ、回収率と的中率のバランスを高次元で保つ事ができると思います。ワイド馬券で競馬を楽しみたいという方は是非実践してみて下さいね。
