競馬を心おきなく楽しむ為には数多くの券種の特徴や買い方を覚えておく必要があります。一度も枠連で馬券を購入した事がないという方も多いかと思いますが、枠連は自分が狙っている馬を外した時も予期せぬ的中を狙う事が出来る券種として有名で、好んで利用する方も多くいる券種です。
そもそも枠連とはどういう馬券で買い方は?必勝法や買い方のコツはどのようなものがあるのかなどをこの記事で紹介していきますので、枠連での馬券購入に興味があるという方は是非活用してみて下さい。
そもそも枠連とは?
枠連とは1着と2着になる馬の枠番号の組み合わせを当てる馬券です。他の馬券と根本的に違う点としては、他の券種は馬に表記されている馬番号を的中させる事になりますが、枠連は馬番号ではなくその馬が入っている枠の番号を当てるという点で大きく異なります。
1番から最大で18番まで競走馬は馬番号がつけられていきますが、その上に割り振られているのが枠です。基本的には1枠に2頭ないしは1頭が入ることになりますが、競走馬の数が多くなると1枠に3頭が入ることもあります。
枠連は予期せぬ的中が多い券種であると言われていますが、その理由は枠に入っている馬であればどちらが勝ってもいいという点です。
例えば1枠1番の馬が勝つと思って枠連を購入。しかし実際に勝ったのは1枠2番の馬だったとします。通常であれば1番の馬が勝つと思っていたのにも関わらず2番の馬が勝ったのですから馬券は外れですが、枠連の場合は1番も2番も1枠なので的中という事になります。
馬番号ではなく枠番号で的中が決まるという特殊な馬券になりますので、予期せぬ当たりが頻発する馬券であると言えます。発売開始時に8頭以下であっても同じ枠に2頭以上が出走する場合は枠連を発売します。しかし出走する馬が事前に9頭以下だと判明している場合は枠連は発売されませんので要注意です。
枠連の必勝法を紹介
今から20年前の競馬は馬券の種類が少なく、単勝、複勝、枠連、馬連の4種類しかありませんでした。その当時はシェア率が12%にもなる人気の券種ではありましたが、最近は3連単や3連複など、人気の券種に押され気味の馬券となっている枠連。シェア率はかなり低く、競馬で最も人気のない券種となっています。
しかし、人気がない券種だから勝ったら駄目という事ではありません。ライバルが少ないからこそ極めれば強く、以下で紹介する必勝法さえ抑えておけば枠連でも高い勝率と回収率をキープする事ができます。
外枠有利なレースを狙う
基本的に競馬は内枠が有利であると言われています。その理由は単純明快で、内枠の方がスタートしてからゴールするまでに走る距離が外枠に比べれば短いので、内枠に有力馬が入った場合はそれだけで高い人気がつき、多くの人が馬券を購入するのでオッズは低くなります。
しかし、枠連で高い回収率をキープしたいと考えている方は、外枠の馬を買う事をオススメします。その理由は何故か?
競馬は8頭しか出走しない場合は1枠から8枠まで各1頭ずつ枠に入っていき、そこから9頭は8枠、10頭目は7枠、11頭目は6枠に入ります。内枠は1枠につき1頭なのに対して、外枠は1枠に複数の馬が入るケースが多いんです。
競馬は内枠が有利なのでこのように外枠に多くの馬が入るようにしているのですが外枠は内枠に比べたら不利。外枠には複数の馬が入ると言われても買えないなと思っていませんか?
実は競馬場の中には外枠が有利なコースが沢山あります。代表的な所でいくと中山ダート1200mが有名です。スタートしてから最初のコーナーまで距離が短いのでほとんどの馬が内枠を取ろうとして先行争いが激しく、スタートが遅れて先頭に立てなかった馬は馬群に呑まれてしまう傾向にあります。
このように競馬場の中には一概に外枠が不利であると断定する事ができない競馬場が多く、外枠の方が強い馬も多くいます。枠連で馬券を購入するのであれば外枠の方が多く馬が入っていますので、外枠からまずは購入していくという考え方が基本的な戦法であると言えます。
馬連のオッズを必ずチェックする
上記で説明したように枠連はその枠に入っている馬の1着と2着を当てる馬券になります。1枠に1頭しか馬が入っていない時でも、1枠に3頭の馬が入っている時でも同じなので、1枠に馬が1頭しか入っていない時は馬連と同じですよね。
枠連と馬連は非常に似ている馬券ではありますが、馬連よりも枠連の方が枠に入っている馬が多いので当たりやすいです。しかし稀に、馬連のオッズと枠連のオッズがほとんど変わらない場合があります。
的中率が高い分だけ枠連の方がオッズが低いというのが一般的ですが、稀に枠連を購入する人が少なく馬連よりも配当が期待できるオッズの歪みが発生するケースがあります。
という訳で枠連を購入するか馬連を購入するか迷ったら、まずはお互いのオッズの相関性をチェックするようにしましょう。両者を比較してみて、そこまで大きな差はないであるとか、枠連の方が当たる可能性が高いにも関わらず枠連よりもオッズが良い場合は、間違いなく枠連の方が的中率は上がりますので枠連を選ぶようにしましょう。
3枠以下で決める
どの馬券でもそうですが、馬券を購入する時に無闇に点数が増える事は極力避けなければいけない事項です。これは枠連でも同様で、必ず3枠以下で決める事を心がけるようにするのが良いでしょう。
枠連でボックス買いをする方もいるかと思いますが、ボックス買いの場合は選ぶ番号が多ければ多いほどに点数が増えていきますので、自分が思っている以上の点数に膨れ上がる可能性が非常に高いです。
枠連の場合はあまり高い配当はつきませんので、少しでも回収率を上げる為にも点数は極力絞ることをオススメします。
3枠以下で枠連を購入する時にオススメなの流しで買う軸馬流しという買い方。軸となる馬が入っている枠があるのであれば、例えば絶対にこの馬はくるであろうと思う馬が外枠に入っている場合など、そういう時は軸馬がはっきりしているレースになりますので枠連で馬券を購入するのが非常に楽です。
軸馬を見つけやすいレースは勝ちやすいレースであるともいえるので、まずは軸となる枠を固定で購入し、そこから次にくるであろう枠を選択して購入していくという方法です。必ず3枠以内で収め、買い目の点数が多すぎないよう注意する事を先決にして下さいね。
まとめ
一昔前は枠連は主流の券種の一つではありましたが、最近は3連単や3連複などの配当が大きな券種に人が流れ、枠連で購入する人は極端に少なくなりました。もしかしたら枠連で馬券を買ったことが一度もないという方もいるのではないでしょうか?
しかし枠連は往年の競馬ファンからすれば懐かしいものであり、枠連でしか馬券を買わないと言うファンの方も多くいます。根強く残っている枠連ですが、競馬は内枠か外枠で大きなレースに差が出るものであり、外枠不利と言われている競馬ではありますが外枠は1枠で最大3頭まで入りますので、枠連は非常に当てやすく、枠により騎手がつけている色も違いますので、競馬初心者の人も自分が買った馬を見つけやすいという特徴もあります。
枠連については、「競馬の枠連って当たるの?初心者でも当たる2つの買い方と必勝法」が参考になりました。初心者向けに解説されているので、枠連を買ったことがないという人にもおすすめです。
色々な券種を知っている方が競馬を楽しめるというのは間違いありませんので、枠連を知らなかったという方も是非枠連を駆使し、競馬を楽しんでみましょう!