【競馬】複勝に必勝法はある?

券種ごとの必勝法

皆さんは複勝という券種の特徴や必勝法をご存知ですか?

現在、競馬には合計10種類の馬券がありますが、その中で最もオッズが低いのが複勝です。3着以内に入る馬を的中させるという馬券の特性上、的中率が競馬の中で最も高く、的中率が高いので当然ですがオッズは低く設定されています。

複勝で当てる事は出来ても勝つ事が出来ない…そんな風に悩んでいる人は多いはずです。競馬で大切なのは的中率を上げる事よりも回収率を上げる事なので、複勝では回収率を上げる事はできないと思っている人が多いでしょう。

しかし、実際はそんな事はありません。複勝馬券であっても効果的に使えば回収率を上げる事は可能であり、買い方のコツとポイントを抑えて複勝を使いこなせば大きな力になります。

この記事では複勝馬券の必勝法を紹介していきます。勝ち方のコツ、買い方のポイントを抑えて、複勝馬券で安定した回収率を維持していきましょう。

そもそも複勝とは?

複勝は3着までに入る馬を1頭だけ当てるという馬券です。出走する馬が5頭以上の場合で発売され、7頭以下の場合は2着までが的中となります。複勝は数多くある馬券の中でも最も的中しやすいとされている馬券で、的中率は高いものの配当金は低い券種です。

オッズに変動がある

競馬をやっている人であれば知っているかもしれませんが、複勝馬券のオッズは変動していきます。単勝オッズに関してはレースが始まる前に確定しますので、この馬がもしも勝てば幾らになるというのは大体の予測を立てることが出来ますが、複勝オッズはレースが終了するまでオッズが確定しません。

競馬情報サイトなどを見ている人であれば、複勝オッズが「2.5~3.6」のように記載されている画面を見た事がある人は多いでしょう。このようにして、複勝オッズは対象の馬の的中票数の割合がどれ位かでオッズが変動していきますので、レースが終了するまではオッズが確定しないんです。

複勝は3着以内に入る馬を的中させる馬券ですが、的中させた馬以外の他の2頭が人気のある組み合わせの場合は考えられる最低配当になり、人気のない組み合わせであった場合は考えられる最高の配当になります。

要するに、複勝を当てる為には他の2頭の順位は関係ありませんが、他の2頭が穴馬で人気がない方が複勝オッズが高くなりますので、全く関係ないかと言われればそうではないんですね。

複勝ころがし

複勝馬券と言えば『複勝ころがし』という位、この馬券の購入方法はとてもメジャーで有名なものです。

複勝ころがしはどういうものなのかと言うと、複勝を当ててその配当をそのまま次のレースに全て賭けるという方法で、まとまった配当を手にするには賭け金を増やしていく事が大切で、複勝や最も的中させやすい券種なのでこの方法でどんどん賭け金と払い戻し金を増やしていくというものです。

複勝馬券はオッズが2倍から3倍である事が多いのですが、複勝ころがしで連勝していけば最終的には大きな賭け金になり、払い戻しも馬鹿にはできない額になっていきます。

何回も連続で的中させなければ全てがパーになってしまうというリスクはあるものの、複勝は的中させやすい券種でもありますので、利き馬に自信がある方は複勝ころがしを良く利用しています。

複勝馬券の必勝法を紹介

さて、ここからは複勝で勝ち続ける為の必勝法を紹介していきます。的中率が高く回収率の低い馬券であると思われていますが、複勝もしっかりと買い方のコツやポイントを抑えておく事で大きな勝ちを狙えます。

実績よりも調子重視

複勝で勝つ為の一つの目安として考えて欲しいのは、これまでその馬が残してきた実績よりも調子を重要視するという点です。複勝は3着以内に入る馬を当てる券種ではありますが、3着以内に入る可能性があるなと思って買うと危険です。1着2着になる可能性を秘めている馬を狙っていくことで、必然的に複勝による勝率が上がってくると思います。

という訳で着順が安定している馬よりも、調子が上昇しているなと感じる馬を選ぶようにしましょう。具体的に説明すると、安定した4着や5着あたりにいる馬よりも、前までは大敗していたけど最近は調子が良い馬を狙うという意味です。実績で言えば常に高い成績を残している馬の方が複勝に向いているかと思いますが、3着に入る可能性で言うと登り調子の馬を購入する方が良いです。

一発ありそうな馬の見極め方は以下のようになります。

  • 近走の結果はパッとしないけどもスタートや馬場条件が良ければ勝ちそう
  • 不利があって着順が悪かったけど巻き返しが期待できそう
  • 休み明けから1戦ごとに成績が良くなっている馬
  • 3歳の頃は成績が悪かったけど4歳になってから伸びてきている馬

このように、過去の実績よりも「一発がありそうな馬を狙う」のが複勝で高い回収率を維持し続けられるコツです。

スタートにムラがある馬は切る

競走馬の中にはスタートが得意な馬、苦手な馬がいます。スタート不利は当然ありますが、スタートが良い時と悪い時がある馬は複勝馬券の場合は容赦なく切ることをオススメします。

スタート次第で道中のポジションが変わるだけでなく、いきなり距離の不利が発生してしまうことで負けレースになる可能性がかなり高いです。複勝は安定した的中率が魅力的な券種なので、スタートにムラがある馬はまず本命に選ばないほうが良いでしょう。

逃げ馬を狙うのが良い

複勝は人気馬であればある程オッズが極端に低くなっていきますが、穴馬であれば複勝馬券であってもそこそこのオッズがつきます。

人気が低い馬の複勝を買って出来るだけ高い配当金を得たいと思っている方にオススメなのは、人気が低い先行馬を狙うという点です。

人気がない逃げ馬というのは複勝で3着以内に入る可能性が高く、レース条件にもよりますが最近は前残りのレースが増えてきていますので、うまくレースのペースをコントロールする事ができれば、最後の直線で人気馬にかわされるとしても3着以内に残る可能性は十分に考えれます。

その為には上がり3ハロンのタイムをチェックしておくのも大切で、レース最後の600メートルのスピードはレース予想をする上では欠かせないものですが、このタイムが早い馬で人気が低い馬ははっきり言って狙い目です。

正直な話1着は難しいかもしれませんが、前残りで2着や3着は十分に考えられます。混戦の中でギリギリ3着に…!そういう展開に期待しつつ、複勝でもそこそこの配当が欲しいという方は狙って見るのが良いと思います。

まとめ

複勝馬券の必勝法を紹介してきましたが参考になりましたか?

複勝コロガシは数多くの馬券師やYouTubeでも実践している人が多く、実際に競馬場などでも自分で試したことがある人も多いのではないですか?うまくはまれば100円からスタートして何万円もの払い戻しになるかもしれない複勝コロガシですが、それを成功させる為には複勝の必勝法を覚えておく必要があります。

複勝は最も当たりやすい券種ではありますが、その反面で最もオッズが低い券種でもあります。的中率が高くても回収率が低ければ競馬の旨味がなく、競馬の旨味は勝つ事なので、回収率を意識して複勝馬券を購入しましょう。

買っても良いレース、避けた方が良いレース、複勝オッズと人気を比較し、穴馬を狙うかきっちりと人気馬1点で複勝馬券を購入するか。

上記で紹介したようにスタートにムラがない人気が薄い逃げ馬で、上がり3ハロンのタイムも悪くない馬は滅多にいませんが、もしも見つけた場合は積極的に複勝を購入する事をオススメします。